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大学生が高校生に勉強法を伝授!“ユメカツ放課後寺子屋”

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放課後寺子屋

3月12日(土)と19日(土)に 大学生と一緒に糸島高校へ行きました。

今回の企画は“放課後寺子屋”。 大学生が高校生に自分の勉強法を教えるという企画です。

先生のご要望に応えた企画

弊社は先生方のニーズに合わせた企画を得意としています。

この“放課後寺子屋”は、糸島高校の先生から「周りを巻き込んで勉強ができる、核となる生徒を育てたい」というご要望があり、生まれました。

この考えの裏には、先生の娘さんのエピソードがありました。

先生の娘さんは「勉強をしなさい」と言ってもしなかったけれど、友達に勉強法を教えてもらうようになってから意欲的になったそうです。そこで先生は、学校の生徒にもこれが効果的だと考えたようです。

プログラムの詳細

放課後寺子屋は2回実施しており、第1回目は、大学生が自分の勉強方法を紹介した後、高校生が学校で受けた模試のやり直しを通してその勉強法を体験してみる、という流れでした。

高校生5名+大学生1名でグループをつくり活動してもらいます。

そして一週間後に第二回目を実施しました。

ここでフリートークの時間を設けて受験勉強や大学生活について自由に話してもらいました。また高校生が困っていることについてもアドバイスをしてもらいました。

高校生が持っていたのはこんな悩みです。

「具体的に勉強をやるやり方がわからない」

「効率の良い暗記の仕方が知りたい」

「数学の公式は覚えているが応用力が身につかない」

「集中できない」

「勉強してもあまり伸びない」

「あれもこれもしたいという状況になる」

「すぐ寝てしまう」

これに対する大学生のアドバイスが人それぞれ違っていて、私も面白いなあと思って聞いていました。

例えば同じ「効率の良い暗記の仕方」でも

  • 語呂で覚える

  • 視覚的に、イメージで覚える

  • 文の中のフレーズで覚える

という方法がありました。

このような大学生の話を聞いて、高校生のみなさんはたくさんの発見をしただろうと思います。

これを機に、先生だけでなく周りの友達がどんな勉強をしているのかなど気にかけて、“お手本”を増やしてほしい。そして実際に取り組んで自分で勉強する力をどんどんつけていってほしいです。

大学生の話の中でも特に、光長くんの"論理を大切に"というのはとても大事だと思いました。また、永野くんの部活等で朝と夜の勉強時間の確保が難しかったので、授業を大切にしていたという話が印象に残りました。

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参加学生の勉強法の詳細はこちらをどうぞ。

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大学に行く意味とは?

高校生の悩みの中には「やる気が起きない」というものもありました。

これは勉強のやり方云々で解決できるものではないので、 高校生に“大学に行く意味”について考えてもらいました。

やる気は“テンション”と“モチベーション”に分かれます。 さらにモチベーションの中には“内発的なもの”と“外発的なもの”があります。

よりやる気を持続させるためには“内発的モチベーション”が必要です。

内発的モチベーションには、志や学ぶ意義があてはまるので その具体的な要素“大学に行く意味”について考えたというわけです。

このワークで出た意見を紹介します。

高校生からは“自分の好きなものをより深く学ぶため”“学問を研究し、国や社会において適切に貢献できる人材になるため”“自分の疑問を解決するため”“就職などの将来の選択の幅を広げるため”というような意見がでました。

僕は2つめの“国や社会において適切に貢献出来る人材になるため”という意見が印象深く共感しました。

大学生は自分が実際に大学に行って感じたことを話してくれました。

“視野を広げることができる”“自ら判断し、考え、表現する力がつく”“ 人との出会いが大きい”“大学は自由な分、自分自身の責任が重い”というような話が出ました。

学校の先生にも答えていただきました。

“知的好奇心を満足させるため”“資格をとるため”“友人関係をつくるため”というお話でした。

そして僕は“出会いの場(特に今回来てくれているような優秀な学生と出会ってほしい)”“社会に貢献できる方法を考えるため”“これから求められる力を考える”というお話をしました。

高校生の感想

「自分の入試への考え方が大きく変わって、良い刺激になりました。」

「今日、四人の話を聞いて、一人だけの意見だけでなく四人それぞれの勉強法やコツを教えてもらったので、すごく勉強になりました。少しでも多く、家での勉強をしようと思いました。」

「普段、学校の先生に言われることとはまた違ったことを言われて、新しい勉強法をたくさん取り入れることができました。」

「今までどうやって勉強したらいいのかよくわからなかったけれど、今回話を聞いて、やり直しの仕方や模試の解き方など、いろいろなことが聞けてとてもよかったです。」

「とても役立つ話ばかりでした。今週一週間の間で、聞いたことを思い出しながら勉強するととても効率よくできました。」

この気持ちが学習意欲やキャリア意識に繋がっていってくれることを願います。

西田の考え

今回、このような企画に取り組んだ私の一番の狙いは、「学習意欲がキャリア意識につながるのではないか」という考えを実証してみたかったからです。

キャリア意識と行っても一言で表しにくく、段階をつけると以下のようになるのではないかと僕は考えています。

キャリア意識①:志

キャリア意識②:社会人基礎意識

キャリア意識③:進路意欲・受験意欲

キャリア意識④:どんな仕事をしたいか

キャリア意識⑤:死ぬ時に自分がどんな人間だったと思われたいか

学習意欲と、このキャリア意識③が関係するのではないかという仮説です。

これについては、アンケートを取っているので分析次第この記事を更新させていただこうと思います。

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