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FORESIGHT.COM

Foresight Group Official Blog


12月9日、高校の進路学習のコーディネートをしました。

12月9日(金)、キャリア教育に関わらせていただいて6~7年目になる高校で講演会を担当しました。

この講演会の位置づけは「キャリアプランニング形成に向けての学び」。 私の尊敬する3人の方にお越しいただき、パネルディスカッション形式で進めていきました。


目的

この時間の目的は、「これからの社会はどうなるのか」「どんな力が求められるのか」「その力をつけるにはどうしたらいいのか」について3人のパネラーの考え方を教えてもらい、自分たちの考えを言語化することです。

パネラー紹介

1人目は、株式会社T 代表取締役社長のYさん。福岡では有名な社長さんです。
Yさんは東京の大学を卒業後、建設会社に就職されました。ナイジェリアやアメリカ、イギリスなど海外でも事業をされている中で、あることをきっかけに会社を退職、そして起業をされています。私は著名人も含めいろいろな人の志を知っていますが、Yさんの志が一番高いと思っています。

2人目は株式会社F 取締役副社長のHさん。本当にいろんなところで協力をしてくださっている方です。F社はIT関係の会社で、大学院生のときに今の会社を立ち上げられて今に至ります。国内だけでなく国外での研究の実績もお持ちで、究極のポジティブ思考の方です。

そして3人目はK大学のM先生です。熊本の大学を卒業後リクルートに入社され、大学生のキャリア養成プログラムを担当されていました。約10年前にK大学に転職した後、本当にユニークな学群の立ち上げに携わられた方です。最近、私の会社の情報誌に掲載させていただくため詳しくお話を伺ったのですが、これまでの大学の概念を覆すようなことを考えられています。

メモをとることの重要性

講演会のときには「ココローグ」というメモ用紙を配っているのですが、今回は初めての試みで、紙芝居形式でメモの重要性をお話をしました。


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これは、夢に悩めるココロ君です。

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ココロ君と同じように、進路講演会も三者面談も、なんとなくやっている人は結構多いのではないでしょうか。進路を考えるのは、大人でもなかなか難しいことです。

そもそも働くってなんだろう、やりたいことってなんだろう、人生ってなんだろう。今が楽しければいいと、そもそも考えない。

そんな悩めるココロ君に、とっておきのものを。これが「ココローグ」です。

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ココローグというのは当社がつくった造語で、下の絵を見てわかるとおり5つの意味が込められています。

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ココローグには共感したことや「なるほど」「すごいな」と思ったことなどをメモしてもらいます。日付、誰から聞いたことなのか、この2点も書いて記録として残していくのがココローグの趣旨です。

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パネルディスカッションの様子

さて、ここからはパネラーの方々のお話を書いていきます。

豪華なメンバーが揃った今回の講演会の空気を少しでも感じていただければと思います。

はじめに

西田:今日のパネルディスカッションのテーマは「これからの社会はどうなっていくのか」「これからの社会を生きていくためにどういう力が必要になってくるのか」です。みなさんが将来を考えていく上で避けては通れない議題です。

こんなお話を聞いて、高校で何を学ぶのかを言語化してもらおうと思います。

それでは、パネラーのみなさんの学歴とこれからの展望など、ご自身についてのお話から聞いていきましょう。


Hさん:みなさん、こんにちは。株式会社FのHです。

僕は大阪に生まれ、九州大学のシステム情報科学部に進学し大阪を離れました。その後大学院に進むんですが、その大学院の学生の時に今のIT会社を友人と二人で立ち上げて、もう14年目になります。

私は一般的な会社で働いたことがありません。「よくやれたね」と言われることがありますが、何か特殊なことをしてきたわけでもありません。いろんなことを積み重ねていった結果、今に至っているんじゃないかと思います。今日はみなさんにそういったところをお話できればと思っております。


Mさん:みなさんこんにちは。大学の先生という肩書きではありますが、私は教えない先生です。何かを教えるのではなく、学生たちが自分たちで学んでいく機会をつくっています。

「いかに学生のみなさんが学ぶか」、あるいは僕の今の立場だと「いかに地域の人に学んでもらうか」を考えるのが仕事です。

私はちょっと普通の大学の先生とは違います。通常大学の先生になるにはどうしたらいいかわかります?大学に行って、さらに大学院に進む。博士号を取ったらようやくその教授になる権利が与えられます。

でも僕は博士号を持っていません。じゃあどんな経緯で大学の先生になったか。

僕は大学卒業後、リクルートという会社に就職をしました。14年ほど、サラリーマンとしてネクタイ締めて働いていました。仕事上のこともあって大学の現場に行きたいなと思っい転職をしようと思っていたとき、ちょうどK大学が民間企業の人を募集するということで声を掛けていただきました。博士号を持っていても職がない人がたくさんいる中、僕はすごくラッキーで、ご縁があっていま大学の先生をしています。

研究もバックグラウンドもない先生なので、自分を研究者とは思っていません。ただ、やっぱりどうやったら学生にしっかり学んでもらえるのか、どのようにしたら地域の人が学んでくれて地域が活性化するのか。ずっと考えています。

だからある特定分野をやっているのではなく、いろんな組織の運営をしていますし、いろいろな大学の改革のことにも手を出していますし、地域側の委員もいろいろとやっています。

大学と地域が一体となって学んでいくような街を作っていくのが僕の仕事なんですね。だから、普通の大学の先生のイメージからは離れて僕の話を聞いてもらいたいと思っています。


Yさん:私は福岡で生まれました。年齢は、みなさんのおじいさんくらい。

この中で英語が好きな人いる?いないの?実は、私も英語好きじゃなかった。
だけど私は会社に入ったある日海外に行けと言われて、15年間海外で働きました。

アフリカのナイジェリアをはじめとして、そのあと住んだのはイギリスとアメリカの2か所だけど、東南アジアや中南米、35くらいの国に行きました。その間、私が使っていた英語はずっと”博多弁イングリッシュ”でしたよ。

さっき手が挙がらなかったように「英語があまり好きじゃないなー」って思っているかもしれませんが、きっとみなさんの何人か何十人かは、そのうち海外で仕事するようになるでしょう。

海外って、英語で言ったらとても”エキサイティング”なところでした。

海外に行くと、日本のことが遠くから見えてくるんですね。みんな日本に住んでいるからいろんなことが当たり前だろうけど、アフリカの砂漠に行くと、「日本はどんな国かな」「家族や友たちはどのようにしているのかな」って、かえって日本のことがよくわかるんです。

そんなふうに見たら、日本ってとても素敵な国なんだよ。世界で一番安全、豊か。人々が助け合いながら生きている。日本はやっぱりいい国だということに気づき、東京の本社に戻ってきました。

久しぶりに日本で朝通勤をしたとき、通学中の小学生や中学生に出会いました。そしたらなんと、久しぶりに見る日本の子どもたちの顔がさえないんですよ。みんな、つまらなさそう。

朝、学校に行っている小学生の顔見てごらん。「朝飯食ったのか」というような顔をしている。電車で通っている中学生だって朝から眠そうだし。学校行きたくないような顔しているんですよ。

これ、世界中がそうだと思ったら大間違い。世界中の子どもたちは、いきいきキラキラとしています 。

でもその世界の子どもたちはみんな、日本の子どもたちのこと羨ましいと思っています。日本の子どもたちは当然のように学校に行っているから。当然のように制服を着て、当然のように明日の朝ご飯を食べることができるから。世界中を見るとそんな国珍しいんです。

他の国の子どもたちに羨ましがられている日本の子どもたちが実につまらなさそうにしていることに、20年前に気がつきました。それで25年間勤めた会社を辞めて、今の仕事をしています。

偉人伝ってあるでしょう。それを幼稚園児から小学生、中学生や高校生、みなさん方のお父さんお母さん、おじいさんおばあさん、いろんな世代に語り繋いでいく。それがこの会社の主な仕事です。なぜそんなことをするかというと、偉人はみなさんのお手本になる方だからです。

こんな人になりたい、というお手本を持っている人はとても幸せな人です。もしそんな人が見つかっていないとしたら、見つけてください。それが私の願いです。


西田:ありがとうございます。今日は「ココローグ」に、ここにいらっしゃる生きる偉人の言葉をメモしていってください。

参考になる言葉を探すのは、他のいろいろな機会でも同じです。勉強して自分の中に取り込んでいってほしいというのが、先ほどのYさんのお話の一つだと思います。


テーマ① これからの社会はどうなるのか

西田:1つ目のテーマ「これからの社会はどうなるのか」に入っていきます。お三方の考えを聞く前に、「Did you know?」という動画を見てもらいます。

この動画は、いま社会がこんなふうに変化している、こんなふうに変化すると予想されていると私たちに伝えます。

――動画視聴――

この動画を見てどう思ったか、ワークシートに記入をしてください。

では、2、3人に聞いてみたいと思います。

生徒1:情報がとても増えていく。
生徒2:情報が多くなってきて情報共有とかが難しくなってくると思いました。
生徒3:技術が進歩してきて、学生が勉強することが多くなってくると思いました。



西田:発表してもらった中にあったように、情報や技術の進歩について感じたことが多くあったかと思います。

では、この情報業界のスペシャリストのHさん。これからの世の中がどうなるのかということを教えていただけませんか。


Hさん:これからの世の中がどうなるかなんて誰にもわかりませんが…。

みなさん、この動画に出てきた数字を見てどう思われましたか?僕からするとまだまだ甘いんです。みなさんはこの数字を見てビックリしたと思うのですが、世の中はもっと早く早く動いていくと僕は思っています。

これからの10年では、過去の10年間よりも早くITが進化していきます。IT業界の視点から見ると、ITの進歩はまだまだスタートラインに立ったくらいです。


西田:もう少し詳しく、具体的にどんなことが進化していくんですか。


Hさん:これはよく話されていることなんですが、人間の仕事がどんどんなくなっていくと言われています。コンピュータなどが人間の代わりにその仕事をするということです。今まではすごく限られた範囲のことだったんですけど、これからはどんどん取って変わられるでしょう。

みんながわかりやすい例で言うと、車の自動運転。自動車メーカーやIT会社が一丸となって、運転手がいなくても車の運転ができるように進めています。運転する人がいなくなったとすると、たくさんの仕事がなくなる可能性が出てきますよね。

でも逆に、人の仕事がなくなることによって必要になる新しいサービスも出てくるはずです。だから、これから社会に出て行こうとするみんなは「どのように仕事をすべきか」をもっともっと考えなければいけないと思うんです。


西田:Hさん、ありがとうございます。M先生はこれからの仕事を大学生にどのようにお話されているんですか。


Mさん:これからの仕事について直接的に話すわけではありませんが、こういった情報はたくさん出ていますので、常日頃から学生と共有しています。


西田:なるほど、ありがとうございます。Yさんは、これまで生きてこられた経験からいかがですか。


Yさん:さっきの映像とHさんの話を聞いて、就職する頃には自分の仕事ないんじゃないのって不安になったと思うんだけど、それはほとんど心配ないと思うよ。

速度は速くなるかもしれないけど、時代が動いているのはいつだって同じなんだから。江戸時代から明治維新が起こったときだって、俺の仕事なくなってしまうんじゃないかって心配はありましたよ。だから、そんなに心配しなくていいというのが私の考えです。


西田:確かに、江戸から明治にかけても激動の時代ですもんね。

ただ、これからの予習をするのは非常に大事なのではないでしょうか。仕事がなくなるかもしれない、じゃあその中でどう生きていこうか考えているか考えていないか、予習しているかしていないかでは大きく変わってくると思います。

それを踏まえてこれからの話を進めていきます。 では、M先生この動画の感想をお願いします。


Mさん:Yさんがおっしゃた通り、時代は変わっても人間っていうのはその時代その時代で新しい仕事をやっていると思うんですよね。だから、その情報をキャッチできるかどうかがすごく重要だと思いました。

ちょっと別の角度からお話しすると、世の中に目を向けるといろんな問題があるんです。

そういう社会問題に対して、僕は熊本震災の支援にずっと入ったり、子ども食堂に携わったり、一週間カンボンジアとか東南アジアに滞在したり、男女共同参画の委員会で話し合いをしたりしています。

でもこういう問題って、高校一年生のみなさんからすると「ふ〜ん、教科書で見たことあるな」くらいの印象ではありませんか。ただ、これって教科書の中だけの問題なんでしょうか。

例えば、少子高齢化。この問題はみなさんに関係ないと思いますか?

ものすごく関係がありますよね。少子高齢化がもっと進むと、極端に言うと給料の半分くらいが税金で取られるようになるんだから。みなさんが働き始めたら、私たちを支える側になるんですよ。

社会にある問題は、必ずみなさんに関係しています。遠い世界で起こっているわけではありません。

何が言いたかったかというと、さっきの動画で伝えられたことも遠い世界の出来事に思ったかもしれませんが、みなさんに関係があるんだということです。

世の中で起こっている問題にどんどん関心を持ってほしいなと思います。自分の問題ですからね。


西田:社会課題とITとは、どんな関わりがあるのでしょうか。


Hさん:ITの技術が社会問題の解決に役立てられています。

例えば食品ロス。食べ残しや賞味期限切れなどで、まだ食べられるのに捨てられている食品の問題です。

寒くなるとおでんなどを食べますから、大根がよく売れるそうです。そういう情報の蓄積を使うと、みなさんが食べそうなもの、売れそうなものを予測したうえで食品を生産し、使うもの、作るものを最適化することができます。

あとは学力や学習意欲の低下を抑える効果が期待できるIT技術もあります。大学の中で教科書を電子化して、どのページがどれくらい見られているかを測れるようにしているところがあります。そのようなデータをもとに、個人個人に「こういうこと頑張れば、もっとこう伸びるよ」「あなたはここをもっと見たらいいよ」というアドバイスができるようなシステムが作られています。


西田:それでは最後にYさんから、今までの話を踏まえて感想をお願いします。


Yさん:M先生がおっしゃていたように、その問題に関心を持っているかどうかが大事です。「どうせわからないから」と諦めてしまうのではなく、わからなくても自分なりに予想したり備えたりするのが大切だと思います。

将来のことは誰にもわからないけど、過去のことはわかるよね。将来が不安なら、過去を振り返ることです。

ポール・ヴァレリーという19世紀のフランスを代表するような詩人・小説家が、「未来に向かって行くのは、ボートを漕いで進んで行くようなものだ」と言っています。ボートを漕ぐときに見える景色は、進んでいく方向でなくて後ろの景色ですよね。

未来に向かっていくときに手がかりになるのは、自分たちが知っている過去のことです。過去のことをもっと学んだ方がいいよ、とヴァレリーさんは言っているのです。

10年後、3年後、明日さえどうなっているかわからない。こんな変化の激しい時代に立ち向うとき盾になるのは、みんなが生きてきた15年間やおじいさんおばあさん、ひいおじいさんひいおばあさんの時代を含む長い歴史。過去の何千年かのことが、みなさんの将来の味方になってくれるのかもしれません。


質疑応答

西田:ここで質疑応答の時間をとります。休憩の間に書いてもらった質問シートから私が抜粋をして聞いていきたいと思います。

【Yさんへの質問】過去を振り返ったらどんな得があるか、具体的に教えてください。

Yさん:一番得することはね、この世の中の人と付き合えること。

「世の中の人」というのは、いま生きている人を想像するでしょ。それだけじゃないんです。過去を振り返ると、この世から1000年前にいなくなった人でも、その人が言葉を残してくれていれば、それを使って通じ合うことができるんだよ。

そうすると、同世代の人の何十倍も人と出会うチャンスを手に入れることができる。これが過去とつながって一番得することですね。

それは、みなさんが言葉を残しさえすれば、まだこの世に生まれていない人とも付き合えるということにもなるよね。100年後か300年後になって「平成の時代にこんなことを考えていた人がいたんだ」って、未来の人が君たちの生き方をお手本にするかもしれません。


【Hさんへの質問】ITは具体的にどう発展して、どんな社会になると思いますか。

Hさん:僕にも正確には予想できないところですが、「シンギュラリティ」という言葉を紹介します。

シンギュラリティを簡単に説明すると、今までの世の中、人間のありよう、社会のありようが劇的に変化する中での特に大きなポイントのことです。

例えば寿命が劇的に伸びたり人間が死ななくなったり、人間が今まで経験していないことが起きると言われています。

他には、人間よりも賢い何かが生まれると考えられます。これはコンピューターかもしれないし、人工知能と呼ばれるものかもしれない。今まで人間は恐らく地球の中で一番賢い生き物だったけど、初めてそれを超えるものが登場するということです。

あとは、誰でも宇宙で生活できるようになるとか。

この3つが2045年くらいに起こると考えられている代表的なものであり、僕もそのように考えています。


【M先生への質問】「教える」のではなく「機会を与える」とおっしゃっていましたが、これは具体的にどういうことですか。

Mさん:極端に言うと、「放置する」ことです。 学生が自分たちで、僕ら教員よりもレベルの高いものを作ったり学び取ったりしていけるような場所に放り込むんです。

あとは学生たちがそこでとにかく何か行動をして、何かを見つけます。

学生の方がはるかによくできるので、教員が教えることはありません。


【全員への質問】Hさんはアメリカ、M先生は東南アジアなど、Yさんも仕事で海外経験をお持ちなので全員に質問です。私は将来いろいろな国に行って、世界の子どもに会ってみたいです。みなさんが世界の子どもに会ってよかった、海外に行ってよかったと思うことを教えてください。

Yさん:やっぱり、日本にいたら知れなかったことを知れたことですね。 私たちの常識の範囲外のことが平気で行われるわけだから。

例えばナイジェリアで出会った人はイスラム教徒だったから、一年に一回、ラマダンという断食の月をもっていました。断食するのは太陽が登っている間だけですが、日中の気温は40度くらいになるんだから大変ですよ。朝から夕方まで水も飲まないなんてこと、日本じゃ考えられない。

彼らは神を恐れながら生活していて、それだけ大きな存在ということです。そんな感覚は日本にいたら全くわかりません。

外国に行くときに準備しておくべきことは、みなさん方が「日本人とは何だ」と聞かれたら答えられるようにしておくことです。私も、「日本という国や日本人についてどういうふうに考えるんですか」ってたくさんの人から聞かれました。それについてよく勉強してから行くこと。そうすると、世界の人ともっと付き合えると思います。


Hさん:海外の人たちとつながると、世界が身近に感じられます。

イギリスがEUを離脱したとか、アメリカではドナルド・トランプさんが次の大統領になるとか、みなさんはニュースで知ると思います。外国に友達がいると、このニュースについて実際にその場にいる人たちとコミュニケーションをとることができます。そうすると、いま世界中で起こっていることがすごく身近なことになるんです。僕は、これがすごくいいことだと思っています。

最近、博多駅近くの道路が陥没して大きな穴が空きましたよね。実際、そのときいろいろな外国の友人から「穴に落ちてないか?大丈夫か?」と連絡が来ました。「落ちるわけないじゃない」と思いながら、とてもありがたかったです。

先ほどのYさんのお話もすごく共感します。私たちはもっともっと日本のことを知らないといけない。

今うちの会社に中国の人やアメリカの大学生がインターンシップに来ていて、私たちはもっともっと彼らに日本のことを伝えていかなければならないと思っているところです。そして彼らは反対に、自分たちのことを伝えてくれます。


Mさん:私が海外に積極的に行き始めたのは40歳くらいからです。

みなさんの今の生活圏は学校や塾、家、天神くらいでしょうか。でも外国を経験すると、思考が一気に“世界”になります。今いる場所が“地球”に変わります。それってすごく大事だと思います。

でも、旅行のように集団で行っても変わらないと思っています。自分で何かテーマを持って行く、ボランティアをしに行く。そんな経験をすることをお勧めします。


【Yさんへの質問】英語が苦手だとおっしゃっていましたが、海外行きを決めたきっかけは何ですか。

Yさん:会社から言われて、行かないとどうしようもなかったからです。

自分の思う通りにはいかないというのが人生の面白いとこなんです。英語なんてね、みんなが喋っているところに行ったら自分も喋れるようになるよ。喋れないと生きていけないから。だから英語嫌いでもいいんです。

でも、海外に行けと言われたときに「よし行ってみよう」と思える柔軟性や度胸が大事。それを身につけてほしいと思います。


【Hさんへの質問】ポジティブ思考をお持ちだと紹介されていましたが、どうしたらポジティブになれますか。

Hさん:うちの会社では「こうあるべきだ」という20の信条をつくっているのですが、その中でも特に好きなのが「やらず後悔よりやって後悔」という言葉です。

とりあえず何かをすれば、それで失敗しても、それまでのプロセスから得られるものってたくさんあるんです。何もしなかった後悔というのは本当に辛い。

何が言いたいかというと、僕は何かを行動に起こして、感じたり考えたりしないと意味がないと思っているので、それを積み重ねている姿がポジティブに見えるのではないかということです。ためらわずに何でもやってみると、失敗したとしても「やらず後悔」よりもハッピーなんです。

答えになっていないかもしれませんが、ポジティブになるには何かを行動に起こしてみるといいと思います。


【Yさんへの質問】偉人の中で一番憧れている人は誰ですか。

Yさん:一人に絞れないほどいっぱいいるから難しいな。誰にしようかな。

みなさん、聖徳太子って知っていますよね。もう1500年くらい前の人です。

聖徳太子は十七条の憲法をつくりました。今みたいな憲法ではなくて、リーダーに向けて「こんなふうに物を考えたらいいよ」「こんなふうにリーダーシップをとったらいいよ」ということが書かれています。

1500年経った今でもそこから学ぶべきことがたくさんあって、とても面白いですよ。みなさんにもこれからいろんなところでリーダーになってもらいたいから、読んでみてください。

今日はその中から「背我向公」という言葉を紹介します。

誰しも、自分が一番大事でしょ。ここにクラスの集合写真があるとしたら、誰を一番に見ますか。必ず自分を見るでしょう。それほど自分が大事。聖徳太子もそうだったんです。

でも、そんな自分の「私」に背を向けて、「公」の方に向かってごらんっていうのが「背我向公」の意味するところです。「公」というのは福岡市全体とか日本といった、自分よりもっと大きなものです。たまには一番大事な自分にちょっと背中を向けて、世の中のこと、誰かのことを考えてみてください。難しいけどね。私はこの言葉が大好きなんです。

みなさんも一人でいいから、自分のお手本をぜひ見つけてください。


【全員への質問】自分の好きなことと周りのためになること、どちらを取ったらいいですか。

Yさん:「周りのため」を考える努力をしてください、というのが私の回答です。

そんな、うまくいきませんよ。自分なんか捨てられないんだもん。でも、難しい方に行こうと努力をしてください。


Mさん:一番理想的なのは「楽しむ」ことですかね。どちらかというと私は、楽しい方が先でいいと思います。

でも一つ言えることは、人に迷惑をかけたらいけない、世の中に迷惑をかけてはいけないということ。それであれば、好きな方を優先していいと思います。責任は自分にあるし生活もしていかなければならないので、それをわかった上でやっていくことが大事だと思います。


【Hさんへの質問】車の自動運転で運転手の仕事がなくなるという話がありましたが、他にどのような仕事がなくなっていきますか。

Hさん:いろいろありますが、例えば弁護士。弁護士は六法全書を暗記していて、過去の事例の書類などを照らし合わせながら、起こった事件などについて考えていく仕事をしています。

アメリカでは法律や判例からどう導くかというのがすでにシステム化されていて、弁護士事務所にものすごく売れているんです。

その作業をコンピューターでできるようになると、企業はその分のお金を払わなくていいですし、弁護士事務所もその作業をする人を雇わなくていい、ということになるんですね。

弁護士はお給料が高くて人気の職種ですが、一方ではその仕事は失われていくと言われているのです。アメリカでは既に少なくなってきているのは確かです。


西田:Hさんから、銀行の仕事もなくなると伺ったことがあります。


Hさん:そうですね。

日本の銀行で300万円を借りようとすると、おそらく2週間くらいかかります。たくさん書類を書いていろんな証拠を出して、銀行の人が調べて決済をとって……と、手続きが多いからです。

しかしアメリカのベンチャー企業がやっている銀行では、「あなたの信用度はこれくらいだから利息は何%でこれくらい貸せます」というのをコンピューターが自動ではじき出して、30分後にはお金が入金されます。

お金を借りる人の情報は、いわゆるSNSから入手します。実は我々の情報って、そういうものを辿ればたくさん取れるんですよ。どんな人でどんなことしていてどんな交友関係をもっているのか。

その信用度は実はコンピューターの方が高いことがわかってきていて、お金や付与をきちんと返さなかったり債権化したりすることが非常に少ないそうです。


【全員への質問】今後の大学のあり方と方向性について教えてください。

Mさん:これは非常に壮大な問題で、私は文部科学省の役人でもないので、私の個人的な感想・意見として聞いてください。

ずっと話に出ているように、知識の部分はコンピューターが担ってくれますので必要ないかなと考えます。

これからの大学に必要になってくるのは、人と協力して、何かの問題や解決法を見つけて、それが本当にできるかどうかを実践して、できなければ改善してもう一回チャレンジする、そんなことをやっていくことです。これに文系理系は関係ありません。教室にずっと座って授業を受けることは、かなり少なくなってくるのではないかなと思っています。


Hさん:授業の話が出ましたが、大事なのは、自分の考えをまとめ、それをみんなと共有することです。一方通行で受け取るだけでなく、そこから「どう感じたか」「どう考えていけばいいか」を共有することで、同じ授業時間の中でもより多くのものを得られると思います。

どれだけ自分が意見を発信することができるか。それを共有して他の人の意見を聞いて、どれだけ自分の中でさらに学んでいけるか。これからの大学はそういったところにシフトしていかないといけないんじゃないかと思います。


【Yさんへの質問】昔の子どもと今の子どもの違いは何ですか。

Yさん:みなさん寺子屋を知っていますよね。江戸時代の学校です。3~4歳から17歳くらいまで、いろんな子どもが来ていました。読み・書き・そろばんの勉強をしたり古典をみんなで読んだり、お習字をしたり。

基本的には寺子屋に通っていた子どもたちとみなさん方と、何にも変わっていないと思いますよ。子どもって本当に感受性が豊かで、何か新しいことや心がワクワクすることには飛びついて行きますね。そういう意味でも全く変わっていないでしょう。

みずみずしい心、感受性豊かな心をこれからも失わないでほしいですね。新しいことに対して「面白そう」「やってみたい」と思う、そんな気持ちをなるべく長く持ち続けてもらいたい。そしたら昔の日本人に決して負けない新しい日本人が誕生すると思っています。


テーマ② これからの社会を生きていくために必要なこと

西田:2つ目のテーマ「これからの社会を生きていくために必要なことは何か」に入っていきます。お三方のお話を聞く前に、僕の方から一般論をご紹介します。

「ATC21s」という国際団体が、これからを生きて行くために必要な力を「21世紀型スキル」としてまとめています。

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私の尊敬する京都大学の溝上先生は『どんな高校生が大学・社会で成長するのか』という本の中で、コミュニケーション能力とキャリア意識の高い高校生が、大学や社会で成長すると書かれています。

では、これからの社会を生きていくために必要なことについてお三方がどう考えるのかを聞いていきましょう。


Mさん:私がいま一番関心をもっているのが、「持続可能な開発のための教育」です。これは「未来へ持続可能な社会の実現を目指し私たち一人一人が、世界の人々や将来世代、また環境との関係性の中で生きていることを認識し、より良い社会づくりに参画するための力を育む教育」と説明されます。

また、これに関連するのがユネスコの提唱している「SDGs」です。この地球を持続可能なものにしていくために世界で共有された目標です。調べてみると面白いと思います。

こんな世界をつくっていくために私が考えているのが、先ほどもお話した「実践的な学び」です。先生から知識や理論を学ぶのももちろん大事ですが、私はとにかく経験をしてほしいなと思っています。

実際に経験して、それを振り返って概念化して、次はどうするかを考える。そしてまた実践をして……と、色んな人を巻き込みながらそれをずっと繰り返していくのがとても重要だと考えています。

そうすることで「21世紀型スキル」のような力や意識がついていくのではないでしょうか。


Hさん:僕がいつもうちの社員に言っているのが、この21世紀型スキルの中でいうと「論理的思考力」です。きちんと物事を構築して問題解決をしていく力が、いつどんな仕事をするときにも、あるいはプライベートにおいても重要なスキルだと思っています。

ぜひとも高校生のうちからそれを身につけていってもらえたらなと思います。


西田:僕も会社の中でいろんな社員を見てきていますが、やはり論理思考がない社員は指示が通りにくかったり仕事力が低い印象があったりします。どうしたら身についていくものでしょうか。


Hさん:考える訓練はどこでもできると思います。

例えばあるレストランの一日の売り上げを予想してみましょう。さあ、どんなふうに考えていきますか。

席が何席あって、ランチは何円で、夜はそれより高くなってこのくらいの値段で、この時間の混み具合からみて一日にこれくらい人が来るだろう……。

こんなふうに、答えにたどり着くための部品を探して集めていきますね。こうやって訓練をすればいいのかなと思います。いろんなものを数値化すると言ったら冷たい感じがしますが、いろんなことをふと考えて組み立てていく訓練をする。そうすれば論理思考が身につくんじゃないかと思います。


西田:高校生が今のうちからできることですね。

先ほどM先生がおっしゃっていた「実践的学び」については、高校生のうちからできることはありますか?


Mさん:あると思いますよ。

例えば部活の場面。上達する方法を考えて数ヶ月試してみる。それによって得られた効果をふまえてやり方を変えてみる。

「実践→振り返り→次に向けての工夫→実践」の繰り返しは、こんなふうに部活でもできるし、勉強でも一緒ですよね。

常日頃考えてやっていれば、「実践的学び」は普段の生活でもできます。


Yさん:これからの社会を生きていくために必要なことについて、私は19世紀に生きていた人の話をします。

みなさん吉田松陰って知っていますか。ペリーの黒船がやってきた頃に生きていた人です。

黒船が太平洋を横断して日本にやってきて、船に積んである大砲を使って無理にでも言うことを聞かせるというので、日本中が大騒動になりました。

そのとき吉田松陰は、アメリカがどんな国なのかを学ぶために黒船に乗り込もうとしたんです。さすがにこの作戦はペリーに許してもらえませんでしたが。

そのあと牢屋に入り、牢屋の中では囚人たちと一緒に勉強会を始めます。そのとき彼は「逆境こそがチャンスだ」って言ったんです。

「逆境」の反対は「順境」だけど、その状況にいると人は怠けるんだよね。ハッピーな人は努力をしないことの方が多いけど、いま自分は大変だなって思っている人にはそこから一歩踏み出す力が湧いてくるんです。これは19世紀だって、20世紀だって同じことです。

ここにいるみなさんの中で「なんか上手くいってないな」という気持ちを持っている人は、チャンスですよ。逆境こそ、みなさんを先へ進ませる、みなさんをキラキラと磨かせるものになると思います。だから新しいことにどんどん挑戦していってもらいたい。

逆境を感じているみなさん。「なんでこんなに頭が悪いんだろう」「なんで昨日宿題しないうちに寝てしまったんだろう」、それがチャンスなんですよ。言葉を残して吉田松陰は語っておられます。


西田:これは持っておくべきマインドですね。スキルと同じくらいマインドも大事なんじゃないかというお話をしていただきました。


おわりに

西田:それでは、パネラーのみなさんから高校生へ最後のメッセージをお願いします。


Hさん:僕は今年でちょうど40歳になるんですが、みんなの年齢の頃は何をしてたかなと思い返してみました。そこで思ったのが「もう少し勉強しておけばよかったな」ということです。

大学受験の勉強とかそういうものだけではなくて、もっと「知見を広げること」をすればよかったなあと今になって思います。逆に今の方が知識欲が湧いてきて、いろんなところで勉強しています。

あと、僕の場合はサッカーだったのですが、何か打ち込めるものを持って、それに対して自分の全力を傾けていってほしいなと思います。40歳になって、できることも限られてきたと感じます。みなさんはまだまだこれからの世代ですので、貪欲にポジティブに、良い人生を送っていただければなと思っています。


Mさん:私からは二点お話します。

一つは夢の話です。周りからは夢を持てと言われると思いますが、別になくたっていいんです。

ただ、探し続けること、追いかけ続けることが重要なんじゃないかなと思っています。また、夢はなくとも目標は持ってほしいです。何か小さい目標でも、ほんの2,3ヶ月先のことでも良いのです。それを追いかけ続けてください。

もう一つは、今日ずっとお話してきた問題解決について。問題を解決するって意外と楽しいです。面白いです。なぜかというと、自分が成長するから。すごく伸びます。それから、必ず誰かが喜んでくれるからです。その笑顔が見たいから努力をし続けられるのだと思っています。


Yさん:「自分探し」という言葉がよく使われますね。でも私は「自分探しよりお手本探しをしてみなさい」と言います。

15年間生きてきたみなさんの心の中はきっとぐるぐる回っていて、「自分はこうだ」「自分はこれをしたいんだ」ってわかるはずないんだよ。だから「自分」を探すより、自分が魅力を感じる人、「この人のようになりたいな」というお手本を一人でも見つけた方が良いです。

そのお手本がポンと自分の中に入ってくると、この人に負けないようにやろうって気持ちがきっと生まれてきますよ。

君たちも50年後にやっと気づくと思います。あのときこんな話聞いたなって。そのときに「自分は50年間こんなことやってきたぞ!」と言えるような人生を過ごせたら良いですよね。お手本を一人でも持っていれば、きっとそうなります。

今日は溢れるほど話を聞いたよね。長い時間、一生懸命聞いてくれてこちらこそありがとう。


西田:最後に僕からも、今日の副題にもなっている「他者の森を駆け抜ける」のお話をします。

普段先生からのお話も聞いているだろうけど、今日は企業で働いている人や大学の先生からのお話を聞くことができて、さらにYさんは偉人のお話をしてくださいました。たくさんの人のいろんな考えを知ることができたと思います。

こんなふうにいろんな人と関わっていろんな人の話を聞いていろんな経験を積む、つまり「他者の森を駆け抜ける」ことによって、みなさんは「自分」になっていくのではないでしょうか。

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ワークシートに書き出した自分の価値観(学習観・職業観・志)は、やがて自分の生きる軸となります。自分の価値観を書き出す、語ることによって自分のものになっていくからです。

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またこんなふうに友達と共有することで、自他の違いを認識できます。他者の森を駆け抜けるほど、新たな自分に気づき、自分の可能性を広げることができるはずです。

今日はお三方からたくさんのことをお聞きしましたよね。それをどれだけ自分事にできるかが重要です。普段から先生や街、日本、世界からたくさんのことを感じ取って、他者の森を駆け抜けて、この絵のようにグットスパイラルに入ってほしいなと思います。

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講演後記

これで、2時間にわたるプログラムを終えました。 読んでいただいてわかるとおり、高校生が困らなかったかと心配になるくらい内容の詰まった、とても濃い時間でした。

ただ、質疑応答では選べないくらい良い質問がたくさん出ましたし、ワークシートにとられていたメモの量が半端ではありませんでした。今まで見たことがないくらい、ぎっしりとメモがとられていました。

面白いお話ばかりだったことももちろんありますが、説明した「ココローグ」の意義を理解し主体的に取り組んだ証拠だと思います。


ワークシートに記入されていたこと

最後に、生徒がワークシートに書いていたことを少しだけご紹介します。

これは「ココローグ」のメモではなく、ワークシートの質問に対しての回答です。

高校で何をすれば21世紀型スキルが身につくと思いますか?

・人と関わることで様々な視点から物事を考える力が高まりそう。なぜなら、自分と違う考えや意見に触れることができるからである。
・目標設定をすることで積極性が高まりそう。なぜなら、その目標を達成するために様々なことに挑戦するからである。
・リーダーをすることで主体性が高まりそう。なぜなら、まず自分が行動しなければならないからである。
・日本史を勉強することでキャリア意識が高まりそう。なぜなら、昔の人がどのように日本をつくりあげたか知ると、これからを生きる参考にすることができるからである。
・英語を勉強することでコミュニケーション能力が高まりそう。なぜなら、慣れない英語でどうやって伝えるかを考えるからである。
・国語を勉強することで論理的思考が高まりそう。なぜなら、自分の考えを理論にもとづいて他者に伝えられるようになるからである。

ワークをふまえて学ぶことはどんなことだと思いましたか?

・学ぶことは自分の生き方を増やすことである。なぜなら、学べば学んだだけ自分の視野が広がるからである。
・学ぶことは知識をためてこれからに活かすことである。なぜなら、知識がないとどう行動したらいいかわからないからである
・学ぶことは世界を広げることである。なぜなら、一人一人の考えが発展していくだけで世界は変わるからである。
・学ぶことは自分なりの考えをもつことである。なぜなら、知識がついて周りに流されないようになるからである。
・学ぶことは未来を生きる力をつけることである。なぜなら、自分がどのように生きていくか考える材料が増えるからである。
・学ぶことは人生を豊かにすることである。なぜなら、その過程で多くの人と関われるからである。

学ぶ上でどんなことにこだわりたいと思いましたか?

・学ぶ上で、一つのことを中途半端で終わらせないことにこだわりたい。なぜなら、あきらめてばかりでは何も進まないからである。
・学ぶ上で、逆境に立ち向かって挑戦していくことにこだわりたい。なぜなら、マイナスな状況でもチャレンジして自信をつけたいからである。
・学ぶ上で、自分の考えをしっかり持つことにこだわりたい。なぜなら、人任せにしていると一人になったときに決断できなくなるからである。
・学ぶ上で、何かに全力で打ち込むことにこだわりたい。なぜなら、本気になることでより深いところや今までと違うことが見えるからである。
・経験を通して学ぶことにこだわりたい。なぜなら、知識は不変のもので誰でも同じだけど経験は一人一人異なっていて自分の個性になるからである。
・学ぶ上で、丁寧に一つ一つ自分で知ろうとすることにこだわりたい。なぜなら、誰かに教えてもらってばかりでは自分のためにならないからである。

今日のプログラムでどんな新しい自分に出会いましたか?

・進路について真剣に考える自分。
・予想以上にもっと努力しないといけない自分。社会に出るための意識や知識、能力のなさに気がついた。
・新しい生き方ができる自分。何かを残せるように生きたい。
・知りたい気持ちが強い自分。意外とたくさんの疑問をもっていた。
・ポジティブな考え方をしていきたいと思う自分。今までネガティブな考えが多かった。
・今できることを頑張ろうと思う自分。